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EDR(イベントデーターレコーダー)

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事故車かどうか?一つの判断基準

 

 事故車かどうかの一つの判断基準を紹介いたします。
【前説】

弊社に入庫したトヨタ・アリオンの損傷の状態は写真の通りです。
さて皆さん、この損傷を見てこの車は中古車市場で事故車として扱われるでしょうか?答えはNOです。一般的には人が視覚で判断し「査定」を行い判断します。(資格をもった査定士もいます。)その際に視覚での判断ですから、判断が異なる場合もあるのが実情です。
中古車オークションを皆さんご存知でしょう。オークションに出品された車は全てオークション会場で査定がされその結果、出品車に評価点が付けられます。この評価点は落札者にとっては最も重要となるのです。ではこの際に事故車は必ず事故車として流通されているのでしょうか?実はそうではありません。
実際に事故車ではない評価点が付けられた車が事故車であったケースや事故車をオークションに出した際に、事故車評価がされなかった為、高額で落札され出品店は大儲け。なんて話は稀にあるのです。

ではオークション会場の責任を問う事は出来ないの?問う事はもちろんできますが問える期間があり、それを過ぎると諦めるしか無いのです。この現状は残念ながら故意で行われる場合とそうでない場合があるのです。
僕自身はオークション会場は「騙し合いの場」として認識しています。大きな会社が水没車を巧みな表現で高額落札を狙い出品している事実もあります。

 

 

ERD(イベントデーターレコーダー)検証

上記写真のアリオンのEDR dataを抽出し掲載させていただきます。

結果はイベントは検出されませんでした。
衝撃イベントを記録する為の基準を満たす衝撃では無かったという結果です。
中古車流通がよりクリーンに行われる事を願いEDRという事を多くの皆様に知って頂きたいと思っております。
現在、ERDの活用は事故時の過失の判断が主となっています。
その資格者のほとんどは保険会社、警察、事故調査会社の方たちです。
弊社は資格者(CDRアナリスト)が在籍しその設備を整えております。

今回のアリオンの全てのEDRdataはこちらアリオン__ACM

 

 

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