少し珍しい症状:ミッション車シフトレバーが動かない → クラッチオーバーホール
2021年09月11日
長年のお付き合いのT様より、シフトレバーが動かない。
何とか自走でご来店下さいました。
症状を確認すると仰る通りスフとレバーが動きません。と同時にクラッチペダルを踏んだ時に・・・
違和感が、よくある事例ではありませんが、たまにある事例で頭の中イメージ「こうなっているのでは」でミッションを下ろし確認してみると、やはり。
通常のクラッチ交換はディスクが摩耗しアクセルを踏んでもエンジン回転が上がり加速しない等々ですが、今回はディスクのダンパースプリングハウジングの一部が折れその破片が邪魔をしてクラッチが切れず、シフト出来ないといった状態でした。
走行距離やディスクの減り具合からみて、運転が上手い(ディスクに負担を掛けない)お客様です。
完全防水と言った場所ではないので水分と振動に耐えかねず、破損したようです。
一般的な方ですと、クラッチディスクの摩耗によるオーバーホールとなりますので、このような経験をされることは、ほとんど無いと思われます。
突然にこんな経験をしなくてすむ方法は、走行距離から考えて予防整備としてクラッチオーバーホールをするしか無いでしょう、しかし、経済面から考えるとやはり故障修理で対応するのが得策な事例です。
平成27年式のお車ですが、やはり車を綺麗にされているお方は、運転も車に負担を掛けない方が多いですね。